今回の消印も昭和40年代後半のキロボックスより出てきた消印で、旧キク15円発光切手の東京「足立局」の櫛型印で紙付で3枚出てきました。埼玉県以外の発売県近隣郵便局の使用印です。発光切手は郵便の自動化を進めていた郵政省が郵便物の切手貼付位置を自動的に検知して消印する「自動取り揃え押印機」の切手検知方式として燐光検知の実用実験として埼玉県大宮局内に設置された機械化実験室で実際の郵便物を使って機能実験を実施しました。結果的に製造コストの高い発光切手を断念し色検知式が採用されました。最近この発光切手の新しい資料を入手しましたので、発光切手の販売場所について記載します。1966年7月18日に発売され1968年7月に販売が終了、10月に15円切手98000万枚が本省総務課へ管理替えされ昭和46年2月から青森県八戸局へ管理替えされ同市内にて販売されました。消印は昭和42年7月~9月にかけての足立局の櫛型印ですが、鉄道弘済会で販売されたものかどうかはわかりません。
①埼玉県内の普局集配局・特定集配局=19局
②埼玉県内の特定無集配局=56局
③郵趣窓口(東京中央局・名古屋中央局・京都中央局・大阪中央局)※東京中央局は1966年7月18日発売、その他は7月25日発売
④鉄道弘済会大宮営業所管内国鉄駅内売店=京浜東北線川口駅以南・東北本線栗橋駅以南・高崎線熊谷駅以南
※詳細は販売局は当ブログの2021年12月27日の記事をご参照ください。