前回に引き続きまして、同じキロボックスからの消印をご紹介します。そのキロボックスは約10キロで私は仕事の合間で休日をはさんで3日間で見て、2日間で紙はがしを完了しました。時間的には延べ20時間程度だと思いますが、今までで最も早く見ることが出来ました。見るポイントは昭和40年代であれば満月印か分室印か、唐草和文機械印ならば日立式か戦後型か誤刻印か、和欧文機械印であれば年号(1968年~1969年)や下谷局か、和文ローラー印ならばカタカナ(昭和44年まで)か、櫛型印であれば鉄道郵便印かD欄県名入りか、などですが同じ消印を見ていると色目の違うものが稀にあります。今回の消印も見た目に違和感があり良く見ると青味が買った黒色です。おそらく青色のインクを間違って付けた後に黒色で押印したものではないでしょうか。昭和41年11月の和文ローラ印ですが15円は定形書状額面、書状でも切手が多く貼ってある場合は和文ローラー印を使用することもあります。広島県山県郡北広島町の千代田局印ですが青味が画像でわかるでしょうか。