国宝シリーズ切手の中で第1次シリーズ切手の使用済で状態の良い消印はオークション等でも人気があります。このシリーズは封書額面が2種類、外信船便書状額面50円が1種類の計3種類で7集まで発行されました。当時の50円は簡易書留や速達の加貼り額面でもありましたが、切手の特性(日本の国宝)から見て外信向けでの発行という意味合いが強いのではないかと思います。50円の発行枚数は1000万枚前後ですが、当時の未使用切手収集コレクションを考慮すると後期使用を除いて50円額面の使用済みは少なく特に人気が高いようです。今回は1集の「法隆寺金堂・五重塔」の昭和43年7月の和文ローラー印の満月印、不思議と満月印が少ないような気がします。尚、昭和42年発行ですので東北郵政管内での県名カタカナローラー印が存在しますが、相当な高値になると推測されます。
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