切手収集を始めて40年、動植物国宝切手や平成切手また戦後の記念切手の消印バラエティを中心に収集、オークションへも参加しております。今までのコレクションの中からいろいろな消印を様々な資料を含めてご紹介していきます。

動植物国宝

観音菩薩像10円コイルペアの昭和36年「麻布局」和文ローラー印

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観音菩薩像10円コイルペアの昭和36年「麻布局」和文ローラー印

今回の切手は入手困難な切手の消印です。観音菩薩像10円コイルは自動販売機用で初めて発行されるコイル切手で、昭和34年1月の販売当時は東京中央郵便局に自動販売機が2台設置され、1枚ずつ切った状態で販売されました。昭和35年2月からは東京中央局の窓口販売でペア以上購入可能になり、昭和35年4月からは自動販売機が増設されました。従ってペア以上の使用済みは自動販売機からではなく窓口販売からのものになります。発行枚数は152万枚ですが、自動販売機の設置数が多いにもかかわらず使用済みは圧倒的に少なくペア以上の使用済みは稀少です。今回の消印は収集家の遺品処分の中に入っていたもので4連が複数枚入っていました。消印は昭和36年の麻布局印ですが麻布局には自動販売機は設置されておらず、ペアですので窓口販売を注文消ししたものではないでしょうか。自動販売機設置局は下記のとおりです。(鳴美「動植物国宝切手カタログ」より)

(切手とハガキの自動販売機設置局~19局)
東京中央、豊島、大森、杉並、世田谷、大宮、霞が関、長野、名古屋中央、千種、金沢、大阪中央、京都中央、神戸中央、広島、松山、熊本、仙台、札幌中央
(切手のみの自動販売機設置局~33局)
日本橋、京橋、下谷、神田、芝、神奈川、蒲田、大崎、中野、麹町、新宿、目黒、本所、新宿局落合長崎分室、鶴見、武蔵野、横浜、小川町、日本橋通、両国、帝国ホテル内、横浜桜木町、京橋通、中央銀座、昭和、名古屋中、大阪東、大阪南、船場、大阪難波、中之島、神戸港、京都四条室町

 

観音菩薩像10円コイルペアの麻布局和文ローラー印※画像をクリックすると拡大します

 




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