今回の消印は平成初期のキロボックスからのもので、慶弔切手「折り鶴」41円への選挙機械印になります。選挙ハガキ自体に切手を貼るというケースは少なくなってきますが、慶弔切手となると更に少なくなると思います。
以前も、当ブログで記載しましたが選挙印は昭和33年の選挙法改正に伴い、市町村長や議員選挙の選挙ハガキを有料で発送する際はトビ色の選挙印を押印することになりました。無料選挙ハガキには黒色(平成3年4月20日以降は錆桔梗色)の選挙印を押印し有料選挙ハガキにはトビ色を使用していました。その後、公職選挙法の改正により平成5年3月16日以降に告示される選挙からは選挙郵便物の料金はすべて公費扱いとなり選挙印はすべて錆桔梗色になりました。その後、再び公職選挙法が改正になり平成6年12月25日以降に告示される選挙からは、衆議院の比例代表区に関する政党差出の選挙郵便物は有料となりトビ色が使用されることになりました。機械印が設置されている局では選挙機械印が使用されます。
今回の消印は平成3年の彦根局印(左側)で、公職選挙法改正前になりますので有料選挙ハガキへの押印だと思われます。