ここ数ヶ月ですがキロボックスを入手して消印を見つける作業をしています。最近のキロボックスでもいろいろな消印が見つかりますが、ここ1か月程は個人の収集家が残したキロボックスでリサイクルショップが出品ているものを入手しています。
私もそうですが、切手収集家の家族は切手の価値をほとんど理解はしていません。従って、遺品として残ってしまうと処分に困るようです。未使用切手であればテレビコマーシャルで出ているような買取業者などに依頼をすれば額面の60~70%程度で購入してくれると思うのですが、使用済みとなるとその価値がわかる人でないとただの「紙屑」でしかありません。しかし、そのような遺品の中には必ずと言っていい位にレア物や稀少な品が眠っていることが多いようです。
今回の消印も見た目はありふれていますが、実逓のキロボックスからの消印です。そのキロボックスは昭和40年代半ばの動植物国宝図案切手や郵便番号宣伝切手の紙付が多く含まれていました。残念ながら旧フジ20円はありませんでしたが、新フジ20円の10枚ブロックへの手書きの消印もれで〒マークが書かれています。郵便局内であれば消印もれ印が押印されますが、おそらく配達中に見かけたので配達人がマジックで書いたものと推測されます。200円貼りですので小包ではないでしょうか。