今回の消印は個人的に納得がいかない局名のバランスが悪い和文ローラー印です。和文ローラー印にはこのような局名が判読しにくい、わかりにくい消印がかなり存在しています。そのような消印が見つかりましたらこのブログでも取り上げようと思います。郵便局で使用する消印類は郵政省が一括して印顆類を作成し、地方郵政局へ送付し郵政局が民間業者へ局名や年号部の彫刻を発注するという仕組みになっていました。同じ地域の消印に同じような特徴があるのはそのためです。D欄県名入りの県名部や和文ローラー印の書体などが似通っています。消印もれ印などはこの仕組みでは無いため局ごとに特徴があり、面白い消印があるのです。印顆類の表示が指示通りだったのか、あるいは民間業者がバランスを考慮して見る側の事は配慮せず作られたケースも多いのではないでしょうか。消印は港虎ノ門三郵便局で、現在は虎ノ門ヒルズ郵便局になっていますがになっていますが「虎ノ門」が上下に分かれております。