今回の消印も引き続いて、3種類の箱の最後のものから出てきた消印です。平成切手キジバト80円の新和文機械印の日付部下に横バーの印影が残っています。この印影は標語を削った残りで、唐草和文機械印に標語が付いていたものを郵便番号の普及に伴い昭和55年より逐次取り外されたために削って無くしたものです。和文機械印は波部と日付部が唐草と新和文では同じサイズであったため、そのまま差し替えて使っていたのが理由です。昭和55年以降に開局した局ではこのような名残はありません。今回の消印、小名浜局と八幡南局はともに明治時代に開局した古い局で標語入り和文機械印を使用していました。
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