和文ローラー印は昭和50年から53年にかけての「試行ローラー印」のテストなど経て、昭和56年から従来の直彫から長期的に使用できる年号・日付部の更埴式へ移行されました。しかし、昭和56年と57年にかけて直彫和文ローラー印を使用した局があります。下記に局名を記載しましたが大型局も含まれています、大型局以外はめったに見かけない稀少局印となっています。今回の消印はその中のひとつ、鹿児島県霧島市の国分局印です。東京郵政管内、九州郵政管内、沖縄郵政管理事務所管内の局で使用されていたようです。
(昭和56年)
・東京都=東京中央局、東京中央局観光ビル内分室、東京中央局大蔵省内分室、東京中央局日比谷パークビル内分室、神田局、京橋局、豊島局、日本橋局、豊島巣鴨局
・大阪府=大阪中央局
・福岡県=田主丸局、豊前局、八女局
・熊本県=阿蘇局、荒尾局、熊本中央局、熊本花畑局
・大分県=三重局
・長崎県=巌原局
・鹿児島県=指宿局、国分局
・沖縄県=首里当蔵局
(昭和57年)
・大阪府=大阪中央局
・和歌山県=上富田局、高野局