6月18日の当ブログで紹介した2000年の年賀機械印が文字だけで不評だったことから、翌年に47都道府県で図案別の絵入年賀印が使用されました。押印実施局は集配普通局、新東京局、東京多摩局、横浜郵便集中局、名古屋郵便集中局の合計1261局で、それぞれに書状押印機用の記念年賀活字2個とインキ浸透式の手押し用2個が配備されました。当ブログの2021年4月14日で平成切手タカ1000円に押印されたものを紹介しましたが、この年賀印が発表されてから郵便押印依頼をした人が結構いたと聞いています。しかし、ある郵趣家の方は47都道府県の全消印を収集するために80万程費用をかけて押印依頼をした結果、押印実施局では切手を貼付した台紙などへの押印、年賀状として差し出さないものの押印は出来ないという事で断られたとある趣味誌に記載しています。報道発表の際にそのような旨は一切記載がなく、押印依頼出来なかった方が多くいたようでたった1年しか絵入年賀印は使用されませんでした。この消印は機械印か手押し印かの判別が難しく、尚且つ消印が大きいため全体が判読できる消印は少ないようで、特に下部の局名が判読できない消印が多いようです。今回の消印はほぼ満月印、福井県の丸岡局印です。