今回の消印は私の保有する年賀印です。モリコー製の書状自動押印機「G3型」で試作機として神奈川県南足柄局へ昭和62年3月から配備され、平成3年1月まで使用されました。導入目的は押印省力化のため、卓上式で日付がナンバリングになっており更埴する必要が無く、小型局でも使用できるというものです。波部と日付部が別々になっており、押印の際に合成されます。ただし、押印の際に横方向に搬送される仕組みになっており官製ハガキであれば1分間に600通、封書と混合なら320通の押印が可能でしたが、実際には封書では1通づつ手差ししなければならず実用化にはなりませんでした。尚、南足柄局では昭和63年から平成3年までG3型の年賀印も使用されています。今回の消印はその際の印影です。
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