今回の消印は和欧文機械印の短期使用局印です。和欧文機械印(1期)は1968年12月から1979年8月31日まで使用され、9月1日からは元号入り和欧文機械印(Ⅱ期)へ切り替わっています。しかし、Ⅱ期への切り替わり1年以内に1期の使用を開始した局が17局あります(下記の局)。この局では使用期間は1年以内と短く稀少な消印になります。大分局に至ってはわずか54日間という短い使用印になっています。今回の消印は福島局の1979年4月30日、開始月印です。オンピースですが切手上なんとか判読できます。皆さんのお手持ちの和欧文機械印を見直してはいかかでしょうか。この消印はオークションでもあまり見かけず、コピー消しという偽物まで出ています。この消印はキロボックスより出てきたものです。
(17局と1期開始日)
・1978年10月6日=武蔵野局
・1978年10月16日=郡山局
・1978年10月17日=名古屋南局
・1078年10月18日=高津局、中京局
・1978年10月20日=戸塚西局
。1978年10月23日=西宮東局
・1978年10月30日=熊本東局
・1978年11月6日=王子局、三鷹局
・1978年11月16日=相模原局
・1979年2月=葛飾新宿局
・1979年2月26日=鳥取局
・1979年3月6日=大垣局
・1979年4月9日=伏見局、福島局
・1979年7月9日=大分局