狛犬250円は昭和51年7月で同年1月の郵便料金値上げに伴い、定形外の速達便や定形書状簡易書留用の額面として発行された切手ですが、この切手以降は同じ額面の切手は発行されていません。昭和60年頃から鳳凰150円橙と共に整理券種になり局内使用で消化されたため発行枚数は多くはなく満月印収集には少し難しい切手でもあります。また、書籍小包や定形外郵便でも需要があったため平成6年頃まで需要はありました。この切手に時々和文機械印が見受けられますが、この理由のひとつが昭和51年より56年までの定形書状簡易書留で一部の中規模の局では作業の簡易化として、大量の簡易書留の差出を機械印で処理していたという事です。とは言えこの切手の和文機械印は稀少な消印であることは間違いありませんが、和欧文機械印になるとまず見かけることはありません。消印は昭和54年の近江八幡局のものです。
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