今回の消印もキロボックスからの物で1箱目で出てきたものですが、切手を貼った封筒の上からメータースタンプが誤って押印されたものです。メータースタンプは郵便局で販売された切手ではなく、郵便料金計器という機械で印字されたもので、日本では郵便規則第45条で大きさや形状、使用方法などが細かく定められて「証紙(しょうし)」と呼ばれています。郵便料金計器は、郵便物に郵便料金を示すマークを印字し郵便料金を記録する機械で、日本では外国宛て郵便物用の郵便料金計器が東京中央郵便局に配備され1950年9月1日から使用されました。その後、配備局が増えて1953年からは国内の郵便物にも使用されるようになり、現在ではほとんどの郵便局にこの郵便料金計器は配備されています。このメータースタンプは郵便局以外の民間企業等でも承認を受ければこの機械を所持し使用することができます。キロボックスからは稀にこのようなエラー消しとなるメータースタンプは発見されます。