今回の消印は外国切手に押印された消印もれ印ですが、キロボックスからは時々見かけるものです。消印もれ印は、郵便物が引受けられて集配局で消印が押印されるのですが、配達までの間に消印が押されていなかったり印面にかかっていないものがあった場合に押印される抹消印です。消印もれ印がない場合はボールペン等で「〒」や「✕」を書き込んだり配達局員個人の印鑑を押印する場合もあります。通常の通信日付印では国内郵便物には和文印、国際郵便には欧文印を使用しますが消印もれ印は国内・国際ともに和文表示のものを使うことになっています。従って、外国切手に消印もれ印が押印されていても不思議ではないのかもしれません。消印は新東京国際郵便局印ですが、東京国際郵便局では海外用に欧文表示の消印もれ印を作成し平成7年10月から平成8年9月までの試験的に使用したようです。
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