やつ橋蒔絵500円の発行は昭和30年3月で当時500円を超える郵便料金は無く、主に別納用として使用されました。当時のハガキは5円で今の63円として考慮すると現在の6000円程度の金額になります、一概に比較は出来ませんが当時としてはかなりの高額切手だったようです。従って国内郵便や外信便などに貼られることはなく、別納がほとんどで消印は櫛型印、和文ローラー印、欧文印は一通り揃いますがあくまで田型であり単片での満月印は少し難しいようです。今回の消印も1957年(昭和32年)のYOKOHAMA局の三日月欧文印ですので別納と推測されます。三日月欧文印でも文字輪式で交換局へ使用されたもので、活字を回転して数字を変える消印です。三日月部が小さいのが特徴です。
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