当ブログの2025年11月3日でも紹介していますが、封書書状用の機械印が郵便局へ配備されるようになったのは昭和41年以降になります。それまでは、一部の局で試験的に使用されていますが、昭和30年代の封書額面切手(10円)にも一部機械印の消印を見かけます。特に東京中央局では昭和36年から試作機が設置され書状にも機械印が押印されています。今回の消印は国体記念ペアの10円額面に東京中央局の和文機械印が押印されていることから試験的に押印された物と推測されます。
(書状用自動押印機配備の経緯)
・昭和36年12月頃=郵政省と日本電気の間で書状郵便物への機械引受押印機開発の研究が開始
・昭和36年5月頃=N1型試作機が東京中央局へ配備
・昭和38年3月頃=N1型試作機が全国主要21局へ22台を配備(日本橋局や岡山局など、配備局は不明)
・昭和39年3月頃=N2型試作機1台が東京中央羽田空港局(TOKYO INT)へ配備され、到着印として欧文活字を組み込んで使用(航空書状がサイズは整っているため)
・昭和39年3月=N3型機が東京中央局へ配備され実用化(しかし操作できる職員が1人だったため常時使用されず郵便物が多い時のみ使用)
・昭和40年=N4型機が正式採用され、東京中央局、豊島局、大阪中央局、京都中央局へ各1台配備(詳しい配備日時は不明)
・昭和41年=N4型機が東京、大阪方面の22局に28台配備(局名は不明)
・昭和42年=N4型改良機が全国各地の局へ64台配備
