切手収集を始めて40年、動植物国宝切手や平成切手また戦後の記念切手の消印バラエティを中心に収集、オークションへも参加しております。今までのコレクションの中からいろいろな消印を様々な資料を含めてご紹介していきます。

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1次国立公園「吉野熊野」2円の神田局タテ書紫色和文ローラー印

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1次国立公園「吉野熊野」2円の神田局タテ書紫色和文ローラー印

今回の消印は戦後の古い和文ローラー印です。台切手は昭和24年4月発行の「1次吉野熊野国立公園2円」に押印された、神田局の和文ローラー印です。
昭和24年10月1日の郵政省通達では、通信日付印に表示する文字はタテ書きする標語の外はすべて左書きとする、としすべての消印が統一されて印顆類は順次各局へ配備されて、和文ローラー印も昭和25年から配備されたようです。
また、戦後物資難等により原料のゴムが調達できなくなりローラー印が使用され始めたのが昭和23年頃、昭和23年と24年にかけては各地方の通信局毎に様々なローラー印が作成使用されていたようです。これに関する資料は乏しく、以前参考書籍で紹介した「久野氏」の趣味誌しか手元に資料がありませんでした。
消印は神田局のタテ書・紫色の和文ローラー印ですが、おそらく戦前から使用されていたものを継続しようしているか、戦後独自に作成したと思われます。年号が不明ですがおそらく昭和24年印と思われます。

 

1次国立公園吉野熊野2円の神田局タテ書紫色和文ローラー印※画像をクリックすると拡大します

 

 




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