今回の消印は年賀切手の年賀印になります。台切手は1949年(昭和24年)用の年賀切手「羽根つき」2円ですが、押印されているのは昭和25年の絵入年賀印(うめ図)です。
何故、前年の年賀切手が使用されたのかは下記の通り推測されます。
① 昭和25年の年賀切手「応挙のトラ」の発行が昭和25年2月1日で昭和25年の年賀状に使えないため
② 昭和25年から昭和29年の年賀切手は、くじ付き年賀はがきの末等賞品(お年玉切手小型シート)を作るうえで単片で発行され年賀状に使用するためではなかったため
従って、昭和25年の私製年賀ハガキに年賀印を押印して発送する場合は、前年の年賀切手を貼るしか方法がありませんでした。また、下記の年賀切手には該当年の年賀印は存在しません。
・昭和25年「丸山応挙のトラ」昭和25年2月1日発行
・昭和26年「少女とウサギ」昭和26年1月1日発行
・昭和27年「翁の面」昭和27年1月16日発行
・昭和28年「三番叟人形」昭和28年1月1日発行
