今回の消印は入手した山梨県内メインのキロボックスから出てきたオンピースです。旧フジ20円は郵便機械化の一環として定形と定形外に区別するために昭和41年に封書定形重量便用として発行が予定されていましたが中尊寺金色堂20円が大量に残っており発行が昭和42年5月に遅れました。また自動取り揃え押印機への対応として色検知枠を入れた切手としても発行されたのですが、不具合が生じたため昭和44年4月に新フジ20円の発行へと切り替わりました。発行期間が短く販売局も限定的で、さらに定形重量便であったため使用枚数が極端に少なく動植物国宝図案の中でも消印収集の最難関の切手でもあります。発行枚数は500万枚、色検知枠の不具合は枝が枠にかかっていたのが理由だと言われています。消印は新フジ発行後の昭和44年、千葉木更津吾妻局印です。
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