和欧文機械印は1968年(昭和43年)12月1日より下記の10の郵便局で試用開始された消印です。自動取り揃え押印機用として和欧文に西暦を入れ、機械処理で外国郵便物が混じってもかまわないようにしています。1968年の消印、昭和44年頃までに販売終了された切手と基本額面やハガキへの加貼り用、そして速達用以外の切手には極端に少ない消印です。1969年印についても使用局が少ないため消印としては少なくなります。今回の消印は1969年発行の記念切手への東京中央局の1969年11月(判読しにくいのですが)のものです。記念切手への1968年・1969年消印も少ないようです。
(和欧文機械印の開始状況)
・1968年12月1日~=東京中央局、日本橋局、芝局、渋谷局、新宿局、川崎局、横浜中央局、川口局、鶴見局、横浜南局の10局(横浜南局は港南局へ変更になり使用期間は1969年9月30日まで)
・1969年6月30日=神田局
・1969年7月10日=大阪中央局
・1969年8月4日=下谷局
・1969年11月15日=札幌中央局、仙台中央局、京都中央局、姫路局、神戸中央局、福岡中央局
・1969年11月18日=広島中央局
・1969年11月20日=新潟中央局
・1969年11月30日=名古屋中央局