旧ヤマドリ80円は昭和36年6月1日の郵便料金値上げに伴い必要になった額面切手のひとつとして、昭和40年12月に発行されました。発行当時の適応額面は第2地帯(北米・中米・西インド諸島)宛の航空書状と一部の特殊料金用です。昭和46年12月に色検知枠付きの新ヤマドリに変わるまで、昭和41年と46年7月の郵便料金改定に伴い定形簡易書留や書留などに多く使用されました。特に昭和46年7月以降の消印は多いようです。今回の消印は局名間バー入り櫛型印ですが、昭和30年代後半から平成2年頃まで、九州と沖縄で活字の彫が浅いためにA欄で文字数が少ない部分に押印時に彫り残しのバーが消印に写ってしまう「欠陥」的な消印バラエティとして出現した消印で、局名が2文字が3文字の場合に発生します。消印は大分県の中津局印です。
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