今回の消印は小型シートの切り抜きを使った実逓使用済みになります。小型シートを購入してわざわざ切り取って使うのは切手収集家以外ではめったにない事だと思います。特に小型シートは発行枚数が少なく、結果的にその使用済みも少なくなります。奥の細道の小型シートの発行枚数は第1集から5集までは各200万部、6集から10集までが150万部です。単片が各1,650万枚ですのでその10分の1の発行枚数になります。消印は平成元年の標語入り機械印ですので、後期の稀少な標語入りになります。使用済み切手の価値や稀少性は「台切手の稀少性×消印の稀少性」によって評価が決まりますので、今回の消印はかなり稀少なものではないでしょうか。
Visited 1 times, 1 visit(s) today