今回は引き続いて新キク15円の消印をご紹介します。新キク15円は封書額面対応の切手になりますので、基本的には櫛型印か機械印の消印が多くなります。和文ローラー印は複数貼りか混貼りでのみ、定形外郵便や小包郵便などで押印されます。発行が昭和42年7月の発行で発行年は京浜地区か東京南部の局で販売されており、このような条件から見て昭和44年まで東北郵政管内で使用された県名カタカナローラー印は非常に少ないようです。押印される可能性のあるのは2年間でしかも和文ローラー印が押される郵便物に使用される可能性が低い訳ですので稀少な消印になるのです。今回の消印は昭和44年のフクシマ坂下局のもので速達の印があるので定形外速達郵便ではないでしょうか。ちなみに、同時期に発行された新金魚7円のカタカナローラー印はもっと稀少です。
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