ベニオキナエビス4円は昭和38年5月15日にそれまで使用されていた「石山寺多宝塔」に代わり発行された切手になります。これは1961年の郵便料金引き上げに伴い、凸版や凹版切手をグラビア印刷へ切り替える一環です。この切手は平成切手シリーズ発行後の2002年9月末まで販売されたロングランの切手でもあります。発行目的は年賀ハガキや第4種通信教育用になります、通常ハガキは5円なのですが昭和41年6月までは年賀ハガキのみ4円に据え置かれており使用済みは圧倒的にこの年賀使用です。長期間使用にもかかわらず消印のバラエティは少ないようです、今回の消印はギリギリ発行年使用印、長崎北局の櫛型印になります。切手の刷色が暗いため判読出来る消印が少ない切手でもあります。
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