後期の動植物国宝切手でも消印収集の難易度の高い切手があります。この摩耶夫人410円切手もそのひとつです。昭和56年1月20日に発行されましがた、翌年の12月6日に色絵藤花文茶壷410円が発行されたため、使用期間が1年10ヶ月と短いことも理由です。そして額面が高いということもあり、簡単に注文消しを依頼するには躊躇する切手です。ですから、オークションでも注文消しとなると初日印以外は少ないのではないでしょうか。書留や重量便などに使用された関係で櫛型印や和文ローラー印は多く見かけますが、機械印は稀少です。今回のD欄県名入り櫛型印のなかなかルックスのよいものは見つかりません。県名が少しわかりにくいですが、実逓の消印です。
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