切手収集を始めて40年、動植物国宝切手や平成切手また戦後の記念切手の消印バラエティを中心に収集、オークションへも参加しております。今までのコレクションの中からいろいろな消印を様々な資料を含めてご紹介していきます。

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1964年/東京オリンピック5円の「東淀川局」日立式和文機械印

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1964年/東京オリンピック5円の「東淀川局」日立式和文機械印

今回の消印はオークションから入手したオフペーパーの中から出てきた消印だと記憶しています。消印は東淀川局の日立式和文機械印で昭和43年4月の24時間型時刻表示印で、波部は写っていませんが「1」の文字にセリフの特徴があります。この日立式和文機械印は郵便物を横送り構造で封筒の右から左側に押印していたため、縦送りと比較して押印処理能力は優れていましたが、消印がずれやすいため日立式和文機械印には斜めの消印が多く見受けられます。今回の消印は珍しく正位置に押印されています。尚、当ブログ2022年5月25日の記事でも本郷局の日立式和文機械印を紹介しています。

 

1964年東京オリンピック5円の東淀川局日立式和文機械印※画像をクリックすると拡大します

 

1967年/国体記念切手の「本郷局」日立式和文機械印

 

(日立式機械印とは)
日立式機械印は郵政省の郵便業務の自動化推進の中で、郵便物の局内処理業務での自動選別・自動取揃押印機などの業務自動化の中で生まれた消印です。郵便自動化は日電、日立、東芝の3社の自由競争に基づく委託研究で進められたようです。昭和41年7月に大宮局に実験室が設置され、昭和42年9月に日立製H-1型書状押印機の機能実験が行われました。過去の趣味誌の情報をまとめると下記のように日立式機械印が使用されたようです。日立式の「日立」はメーカー名です。

標語無し 標語有り
戦後型 24時間型 24時間型
大宮局 昭和42年9月22日~25日、11月1日、昭和43年2月22日~27日、11月21日~30日
本郷局 昭和42年11月22日~12月16日 昭和43年1月18日~6月6日 昭和43年6月18日~8月27日
浦和局 昭和42年12月13日~12月19日 昭和42年12月29日~昭和43年5月16日 昭和43年6月13日~昭和44年11月14日
千葉局 昭和42年12月23日~昭和43年3月14日 昭和43年1月11日~7月1日 昭和43年6月21日~昭和44年12月2日
東淀川局 昭和42年12月15日~12月26日 昭和43年1月5日~6月4日 昭和43年6月21日~昭和44年12月2日
尼崎局 昭和42年12月16日~12月29日 昭和43年1月19日~4月21日 昭和43年6月26日~昭和44年11月25日

 

 




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