旧マリモ55円は旧オオムラサキ75円同様に初めての額面切手で全国の郵便局で販売されました。当初は小包第1地帯(市外)2キロまでの適合額面でしたが、現金書留便や重量書留便に多く使用され小包に使用されることは少なかったようです。昭和41年7月からは外信ハガキ第3地域(ヨーロッパ・中近東・南米など)への適合額面になりましたが、この頃になると需要の少なさから窓口では販売されておらず昭和44年9月には新マリモへ切り替わりました。発行枚数は1億6千万枚程ですが使用済みが少なく、また別納使用も少ないので消印収集の難しい切手でもあります。消印は昭和45年の晴海通常局の和文ローラー印ですが、別納の使用済みで新マリモ発行後での切手消化の意味合いが強い消印と思われます。
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