前回に引き続いて、平等院鳳凰堂30円の消印です。平等院鳳凰堂30円は外信船便書状が1959年4月1日に24円から30円へ改訂された当日に発行されました。24円と異なり30円というキリの良い額面であったため発行枚数も5800万枚と多く、様々な郵便物に使用されました。今回の消印は局名タテ書の和文ローラー印で徳山局印です。局名タテ書和文ローラー印は昭和33年、35年と36年に中国郵政管内の局名が2文字と3文字の郵便局でのみ使用された消印です。本来は横書きのはずが中国郵政局が独自に業者へ発注したため生じた一種のエラー印ですが、稀少性が高いものの現在ではカタカナローラー印程の任期はないようです。
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