今回の消印も平成10年頃に箱詰めしたキロボックスから出てきた物ですが、このキロボックスは地方の郵趣会で箱詰めした物のようで切手収集家による消印が多く出てきました。消印は1998年のふみの日小型シート全形への新和欧文機械印という、まず一般的にはあり得ない消印です。まず、小型シート全形を貼るという事、次に小型シートへ機械印が押印されているという事です。80円の小型シートに1枚の切手があり、そこに機械印を上手に押印されるように封筒に貼るというテクニックはちょっと難しいのです。しかも初日印12~18時の時刻という事は窓口で購入して、封筒に貼ってポスト投函している又は窓口で機械印を押印してもらうように依頼している訳です。普通であれば、このような切手では間違いなく手押し消印(丸型印)が押されるはずです。以前、吉祥天立像1000円小型シートの機械印を入手した事がありますが(残念ながら手元にはなく画像はありません)、小型シート全形への機械印作成はかなり難易度は高いと思います。