切手趣味週間の切手は昭和20年代後半から30年代前半までは、発行枚数の少なさや絵柄の美しさで大変人気があり、未使用品とも使用済みともに価値が高いのです。しかし、下記のように1958年の切手趣味週間あたりから発行枚数が大幅に増えた結果、郵便に使用される場合も増えることになり、切手趣味週間としての目的も達成されるようになったと思います。今回の「伊勢」の消印は昭和35年4月25日、発行5日後の初期使用印です。
(郵便週間・切手趣味週間の発行枚数の推移)
・1948年「見返り美人」⇒150万枚
・1949年「月に雁」⇒200万枚
・1955年「ビードロを吹く娘」⇒550万枚
・1956年「写楽」⇒550万枚
・1957年「まりつき」⇒850万枚
・1958年「雨中湯帰り」⇒2500万枚
・1959年「浮世絵源氏八景」⇒1500万枚
・1960年「伊勢」~1962年「花下遊楽図」⇒1000万枚
Visited 1 times, 1 visit(s) today