切手収集を始めて40年、動植物国宝切手や平成切手また戦後の記念切手の消印バラエティを中心に収集、オークションへも参加しております。今までのコレクションの中からいろいろな消印を様々な資料を含めてご紹介していきます。

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1958年/切手趣味週間「雨中湯帰り」の昭和34年唐草和文機械印

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1958年/切手趣味週間「雨中湯帰り」の昭和34年唐草和文機械印

今回の消印は切手趣味週間です。
切手趣味週間は、切手趣味の普及を図る目的で1947年に当時の逓信省が「切手趣味の週間」として設けました。1957年までは11月に行われていていましたが、1958年より郵政記念日(旧・逓信記念日)の4月20日を中心に行われることになり、毎年記念切手が発行されています。
国際文通週間同様に昭和30年代人気があった切手ですが、今回の「雨中湯帰り」に関しては発行枚数が2500万枚と大量に発行されたため、未使用使用済ともに評価の低い切手になっています。
今回の消印は昭和34年の千葉局の唐草和文機械印で昭和30年代は封書に機械印が押印されることはまず無く、この消印に関しては稀少になります。昭和34年では封書に押印された可能性は少なく、私製ハガキにこの切手が貼られ押印された可能性もあります。
尚、和文機械印については、2025年4月21日のブログで詳細に記載しています。

(書状用自動押印機配備の経緯)
・昭和36年12月頃=郵政省と日本電気の間で書状郵便物への機械引受押印機開発の研究が開始
・昭和36年5月頃=N1型試作機が東京中央局へ配備
・昭和38年3月頃=N1型試作機が全国主要21局へ22台を配備(日本橋局や岡山局など、配備局は不明)
・昭和39年3月頃=N2型試作機1台が東京中央羽田空港局(TOKYO INT)へ配備され、到着印として欧文活字を組み込んで使用(航空書状がサイズは整っているため)
・昭和39年3月=N3型機が東京中央局へ配備され実用化(しかし操作できる職員が1人だったため常時使用されず郵便物が多い時のみ使用)
・昭和40年=N4型機が正式採用され、東京中央局、豊島局、大阪中央局、京都中央局へ各1台配備(詳しい配備日時は不明)
・昭和41年=N4型機が東京、大阪方面の22局に28台配備(局名は不明)
・昭和42年=N4型改良機が全国各地の局へ64台配備

 

1958年切手趣味唐草和文機械印※画像をクリックすると拡大します

 

 




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