前回のブログでは1949年年賀「羽根つき」の元旦和文機械印を紹介しましたが、今回は櫛型印です。C欄三ツ星入りの昭和24年1月1日の櫛型印で、局名は兵庫二見局印と思われます（二の部分が一のように見えますが、位置から見て二見と判断しました）。C欄に三ツ星が入った櫛型印や丸型印は事務用日付印で切手に押印されることはないのですが、別納印や原符などで切手に押印される場合があります。また、昭和20年代の消印を見ますと切手に押印されたケースを稀に見かけます。
昭和24年からは年賀特別郵便の取り扱いが再開され、昭和23年12月15日から21日までに引き受けた年賀郵便は翌年1月1日付の日付印を押印するように逓信省（のちの郵政省）より通達が出ており、今回の消印も年賀特別郵便で押印されたものと思われます。
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