今回の消印も前回同様に機械印のエラー的なものです。唐草和文機械印の年号部のみ極端に右側へずれている消印で、何故ずれているのかはハッキリわかりません。年号の数字を更埴する際に何かしらの事情でこのような状況になったのかですが、年号部ですから使用期間は長く他にも消印が見つかるのかもしれません。消印が横ズレしているのは日立式機械印の特徴でもあり、消印が昭和44年8月5日であることから考えられることは、下谷局の機械印の変遷です。下谷局では大宮局で使用されていた日立式機械印を下谷局へ配備換え、和欧文印で昭和44年8月4日から昭和45年9月30日まで使用していたことから日付からしてこの配備換えと何かしら関係があるのかもしれません。
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