切手発行の初日印(初日用通信日付印)にはハト入りの日付印が使用されます。現在はハト入り丸型印、ハト入り欧文印、ハト入り機械印、風景印が使われていますが、下記の局で使用されています。この中で機械ハト印は欧文機械ハト印ですが、以前は和文機械ハト印が使われていました。この消印は昭和43年6月1日から唐草和文機械印のタテ波部にハトが表示される消印で使用開始され、6月26日発行の郵便番号宣伝1次より使用されました。今回の消印はその際の消印で7円ペアに波部と日付部が完読できるものです。おそらくFDCなどからの切り抜きではないかと思われます。その後この消印は廃止されています。尚、欧文機械ハト印は昭和44年11月20日より和欧文機械印と共に使用開始されています。
(ハト入り丸型印・ハト入り機械印使用局)
札幌中央、仙台中央、千葉中央、横浜中央、東京中央、長野中央、新潟中央、金沢中央、岐阜中央、名古屋中央、京都中央、大阪中央、神戸中央、岡山中央、広島中央、松山中央、福岡中央、長崎中央、熊本中央、鹿児島中央及び那覇中央
(ハト入り丸型印・ハト入り欧文印使用局)
旭川中央、釧路中央、函館中央、青森中央、盛岡中央、秋田中央、山形中央、福島中央、水戸中央、宇都宮中央、前橋中央、さいたま中央、渋谷、新宿、上野、日本橋、京橋、神田、芝、甲府中央、富山中央、福井中央、静岡中央、津中央、大津中央、大阪東、奈良中央、和歌山中央、鳥取中央、松江中央、広島東、福山、山口中央、高松中央、徳島中央、高知中央、北九州中央、佐賀中央、大分中央及び宮崎中央