今回の消印は、昭和50年4月1日から53年まで全国28局へ配備された数字更埴式の「試行ローラー印」とは並行して使用された彫刻式の和文ローラー印です。勘違いしやすいのが試行ローラー印が配備された局では試行ローラー印だけを使用していた訳ではないことです。理由としては配備本数が限られたためであり、芝局や高輪局などの大規模局では使用頻度が高く、Ⅰ期の試行ローラー印の強度不足などで昭和51年度は使用されていないなどの理由があります。あくまで「試行」の段階で規模の違う局へ配備されたため、強制的に使われていないのだと思います。当時のキロボックスなどを見ていますと様々な局で見かけます。今回は芝局の昭和51年の彫刻式和文ローラー印、芝局の配備数は10本ですが昭和51年度は使用されておりません。個人的に全体像がわかっておりませんので、他局を入手次第にご紹介していきます。
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