今回は局名間バー入り櫛型印です。記念切手への消印は稀少です。この消印につきまして、過去の趣味誌などの情報を元に少しまとめてみたいと思います。
①消印の出現時期
昭和30年代後半から平成2年頃まで、九州と沖縄の局で使用されています。活字の彫りが浅いため、A欄やC欄で文字数が少ない部分に押印の際に、彫り残しが消印に写ってしまういわゆる欠陥的な消印になります。「局名間バー入り櫛型印」はA欄局名活字に特徴が現れている場合を指します。
②使用局
現在確認されている局は約100局、局名が2~3文字の場合はほぼ全てに見られるようです。
③消印の押印された切手
10円桜から、50円弥勒菩薩緑を中心に数多く見られます。60円梵鐘にも見られますが、記念切手やその後の1989年シリーズの消印は稀少です。
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