今回の消印は昭和50年代後半のキロボックスから出てきたものです。
普通切手田型への鉄道郵便印で、同じキロボックスから異なる普通切手田型の鉄道郵便印が出てきており、実逓なのか郵趣家によるものなのかはわかりません。
鉄道郵便は高速道路の整備による自動車便の利用や飛行機による大量郵便物の輸送が可能になり、昭和40年代後半から減少し、鉄道郵便は徐々に廃止され昭和59年1月末で全廃されました。
その後、郵便専用の車両・区画を用い職員が乗務し郵袋の受け渡しは行うが、郵袋の開披・郵便物の区分は行わない護送便へと切り替わり、それも昭和61年2月末に廃止されました。
この護送便は記念押印に対応したことから、注文消しを大量に見かけます。
今回の消印は、昭和56年5月の東京直江津間の鉄度郵便印になります。封書60円時代の動植物国宝切手への鉄道郵便印は稀少です。
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