唐草和文機械印と和欧文機械印には当初、日付部の下に標語が入っておりました。郵便番号の認知度を高めるためです。しかし標語入りは下記のように推移し廃止されています。ですが、他の消印変更と同様に告示は徹底されずにかなりの局で平成になるまで使用されていました。標語もまちまちで中には平成になっても使用されていました。標語には下記のようにⅠ期、Ⅱ期、Ⅲ期とあり、新しい消印であればⅠ期の標語は難易度が高いわけです。今回の消印は昭和60年のⅡ期標語入り唐草和文機械印です。平成に近づくにつれて収集は難しくなると思います。
(標語入り機械印)
・1968年(昭和43年)6月1日~「あて名には郵便番号を」(Ⅰ期標語)
・1969年(昭和44年)~「郵便番号をお忘れなく」(Ⅱ期標語)
・1971年(昭和46年)~「郵便番号はハッキリと」(Ⅲ期標語)
・1980年(昭和55年)~逐次取り外すように通達
・1990年(平成2年)~新機械印導入による実質廃止