今回の消印もキロボックスからの物で3箱目からの物で千葉県内で集められた物のようです。旧金魚7円の発行は昭和41年7月で第1次動植物国宝シリーズのひとつですが、郵便物自動取り揃え押印機の導入により切手上に色検知枠の印刷が必要になり翌年42年7月に新金魚7円が発行されます。このシリーズでは旧キク15円、旧紫陽花25円、弥勒菩薩像50円小豆、旧はにわの馬65円に関しては郵便物の取扱量が多いハガキや封書、速達などに適応する額面であったため色検知枠が入った切手は翌年に発行されています(アジサイを除く)。昭和42年は京浜地区と都内南部の局のみでの発売で実際には昭和43年から本格的に使用され始め、旧切手は急速に新切手に切り替わりました。その旧切手には昭和43年12月に使用開始された和欧文機械印は少ないのです。切手の切り替わりと消印のスタートの期間が重複していないのが理由ですが、探すとなかなか見つからないのが実情です。今回の消印は1971年で少し遅い時代の旧金魚7円への千葉局の和欧文機械印です。