和欧文機械印は1968年12月から順次導入され、1970年代初頭にはほぼ配備され、1979年8月末の元号入りまで使用されました。従って、1966年までに発行された動植物国宝図案への消印はあまりなく、特に「ホタルイカ35円」「旧アジサイ25円」の1971年以前(1972年の郵便料金値上げ前)の和欧文機械印、「旧ヤマドリ80円」や「旧能面70円」の1971年7月の速達簡易書留料金値上げ前は稀少な消印になります。1972年以降での消印は比較的多く存在しています。旧能面70円は1971年7月以降での速達料金用としての使用がほとんどで(速達が機械処理されるようになった)、今回の消印のように1971年11月は残念ながら決して稀少ではありませんが、満月印で状態の良いものは少ないのではないでしょうか。
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