平等院鳳凰堂30円は外信船便書状用(20gまで)の対応額面として1959年4月に発行された切手です。外信用に多用されたため欧文印は多く存在しますが、1961年の郵便料金改正後は第1地帯(ソ連を除く東アジア・オセアニア)の航空ハガキや速達加貼り用として使用され1962年の円覚寺舎利殿30円発行まで使用されました。和文機械印が存在するのもハガキ加貼り用として使用されたものに押印されたからです。発行枚数は3140万枚で使用済みでも程度の良い消印はやはり稀少です。今回の消印はペアの1961年11月麹町局の三日月欧文印、外信航空便で使用されたものと推測されます。
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