今回の消印は稀少使用切手の消印です。かなり前に入手したものです。
平等院鳳凰堂30円は外信船便書状用の額面として、同じ図柄の24円から引き継いだものです。ですが、この船便の需要は極端に少なく、ほとんどは国内郵便に使用されました。
特に、昭和36年6月から速達加算料金が30円になったことから、ハガキへの加貼や封書への速達加貼として使用されました。(40円の額面切手がなく、観音菩薩像10円との組み合わせ)
しかし、この切手は凹版印刷で消印が判読しにくく、判読できる満月印は少ないようです。
今回の消印は阿倍野局阿倍野橋分室の櫛型印で、年月日から見ると速達で使用されたようです。
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