平成切手ヤマセミのコイル切手は郵便料金改正初日から全国約2500の郵便局に設置されている自動販売機で、メジロ50円・福寿草10円・銀鶴100円と共に販売されました。また、東京中央局・名古屋中央局・京都中央局・大阪中央局では郵趣窓口で1巻(1000枚)単位でも販売されました。自動販売機で24時間購入できたことから使用済みの比較的多く、キロボックスからもそこそこ見つけることが出来ます。今回の消印は外国着印で1995年のアメリカサンフランシスコ印です。
外国着印とは、日本から外国への郵便物(特に航空便扱いの封書)を送る場合に、国によっては国際空港周辺の郵便局にて到着印が押印される場合があります。日本でも1968年3月までTOKYO AP局、OSAKA局では欧文機械印でHAKATA局などは三日月欧文印で航空便封書の裏面に到着印が押印されていたと今までの趣味誌に記載されていました。しかし、時折封書裏面ではなく表面の切手に押印されている場合があります。この到着印が切手にかかると日本の欧文印と外国着印が同時に押印されるという結果になります。