昭和後期や平成になりますとエラー印の注文消しが多く出現します。この時期は櫛型印から丸型印への移行期にあたり、昭和61年4月から丸型印が始まり平成10年頃までは櫛型印が残っており、また丸型印と櫛型印の印顆が同じであったことで両方を組み合わせたエラー印が多く出ています。消印収集家は当時、郵便押印依頼などでエラー印を収集し趣味誌などで公表し情報を共有したため、多くの収集家がエラー印を依頼したようです。私もその1人でした。今回のエラー印はキロボックスからのものでハッキリとエラー印とは判断しにくいのですが、安芸五日市局のD欄の上部に横バーが残ったものです。残念ながらエラー印の全貌をまとめた資料は現在ではないため稀少な消印ではないでしょうか。
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