機械印の標語は昭和43年から郵便番号制度導入とともにスタートし、当初は和文機械印のみでその後和欧文機械印も入るようになりました。周知されたと言う意味で昭和55年より逐次取り外されましたが、平成になってもかなりの局で使用されていました。しかし平成2年10月の新型機械印の導入に伴いほとんどなくなりました。新型機械印と標語の組み合わせはごく少数の局で存在し注文消しなどでオークションに時々出品されています。従って平成2年の9月頃までの標語付消印は収集は可能ですが、これもかなり困難を伴います。今回の消印は平成2年の標語Ⅲ期付の小田原局の消印です、記念切手ですと標語付がよくわかります。
(標語入り機械印)
・1968年(昭和43年)6月1日~「あて名には郵便番号を」(Ⅰ期標語)
・1969年(昭和44年)~「郵便番号をお忘れなく」(Ⅱ期標語)
・1971年(昭和46年)~「郵便番号はハッキリと」(Ⅲ期標語)
・1980年(昭和55年)~逐次取り外すように通達
・1990年(平成2年)~新機械印導入による実質廃止