切手収集を始めて40年、動植物国宝切手や平成切手また戦後の記念切手の消印バラエティを中心に収集、オークションへも参加しております。今までのコレクションの中からいろいろな消印を様々な資料を含めてご紹介していきます。

動植物国宝

円覚寺舎利殿30円他へ押印された為替櫛型印(オンピース)

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円覚寺舎利殿30円他へ押印された為替櫛型印(オンピース)

今回の消印はかなり前に昭和40年代のキロボックスから出てきたもので長い間保管していたものです。昭和45年の静岡美和局の為替印です、C欄に局番が記載されています。
為替印とは為替や郵便貯金において証示及び手数料等の切手を抹消するために使用された消印ですが、昭和30年代頃まではC欄に局名を略した「ひらがな」が入ったものが使用されていました。その後1950年11月30日を持って為替や貯金の手数料を切手で納めることが廃止されました。昭和切手や産業図案にC欄ひらがな入りの為替印が多く見かけるのはそのためです。従って、1950年以降は切手に為替印が押印されることは基本的には無かったのですが、今でも注文消しで為替印が押印されているケースを見かけます。実際に為替印を押印依頼したことはありませんが、簡易局などでは押印してくれるのでしょうか?為替印は平成にかけてナンバリング印になり、現在ではほとんどが浸透式になっています。今回の消印は窓口で間違って押印してしまった物と思われます。

 

円覚寺弥勒菩薩の為替櫛型印※画像をクリックすると拡大します

 




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