昭和39年3月に東京中央局に配備された日本電気の書状自動押印機N-3型ですが、豊島、大阪中央、京都中央のにも昭和40年度中に配備されました。従って、昭和39年3月以前の書状額面以上の切手への和文機械印は稀少な消印になります。東京中央局などでは試験的に導入された以前での書状額面切手への機械印が多く存在することから何かしらの試みがあったものと思われます。今回の消印は昭和39年10月の名古屋中央局の和文機械印、おそらく速達ハガキでの押印ではないかと思います。この切手の昭和30年代の機械印は稀少です。
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