切手商のキロボックスからは普通のキロボックスでは混ざっていないような消印も多く出てきました。慈善団体からの寄付ではないため記念印と呼ばれる消印も出てきましたが、その中のひとつ「ニホンジカ10円田型」の東京中央局、切手発行初日の風景印です。昭和47年2月1日の郵便料金改正初日にハガキ額面料金として発行されたこの切手は単辺で私製ハガキに、ペアで封書に使用されまたキリの良い額面であったため端数合わせに多く使用され、昭和57年のフクジュソウ10円発行まで約10年間使用されました。消印が映える印面で消印最小額面という理由もあり、昭和47年から57年にかけての消印、鉄道郵便印、試行ローラー印、試行印などの様々な注文消しにも多く使用されています。
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