前回に続きまして、やつ橋蒔絵500円の消印です。消印はTOKYO局の欧文印ですが、三日月の直線部が太くなっており、これは交換局(国際郵便物の発着の窓口業務を行う郵便局)だけで使用された日付部を開店させて数字を変える方式の文字輪式三日月欧文印と呼ばれるものです。この消印は1986年の丸型欧文印導入で廃止になりましたが、TOKYO AP局やTOKYO INT局ではその後も使用されていたようです。また、時間表示は2時間刻みになっていますが、1957年までは2時間刻み、それ以降は24時間表示へ変更されていますが、交換局では1967年頃までは2時間刻みを使用していました。今回の欧文印は1958年印ですが、実逓ではなく別納と思われます。
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